アレを付けるだけで簡単に演奏能力が上がるかも!というお話
「ライブ中に緊張のあまり普段道理に演奏ができない…」とか、「もっと自信がもてたらなぁ…」とか、「練習では弾けてもセッションだと弾けない…」
そんなこと思ったことないでしょうか?
そんな時に使えるのがアンカーを埋め込むというテクニックです。
このテクニックを利用するだけで、自信をもって演奏ができたり、更には演奏能力が向上するかもしれません。
アンカーとは?
アンカーとは、錨を意味しています。海がどんな状態でも、錨で船を固定するように、自分の中の感情やイメージを特定の行動に結びつつける心理テクニックです。
例えば、イチロー選手がバッターボックスに立つ時は必ず同じポーズをとってからバットを構えます。「ポーズをとる」という行動と「集中してバッティングする」という行為を繰り返すことで、ポーズと集中したバッティングが結びついているといえます。
つまり、ポーズをとることが、集中力を高めるスイッチとなるのです。
オススメの実践例
僕がオススメする方法は、演奏する時に指輪をアンカーにするということです。
まず、楽器を練習する時には必ず指輪をつけて練習してください。そして、集中力が切れたり、練習を中断する時には指輪を外しましょう。
これを繰り返していけば、「指輪を付ける」行動と「集中して演奏する」行為が結びつけられ、観客の前で緊張していたとしても普段通りの集中力を引き出せるはずです。
更に、指輪にはすごいメリットがあるかもしれません。
それは、リズムを正常に保つということです。プロピアニストを対象にした実験では、リズムが崩れた際に、打鍵が強くなることが分かりました。
研究の結果、強く打鍵した感覚を脳に送り、その感覚を基準にして正しいリズムに戻していると分かりました。
これを応用すると、「指輪を付けている感覚」があることで、万が一リズムが崩れてしまっても正しいリズムに戻ることが可能になるのです。
まとめ
アンカーは簡単に実践できる心理テクニックですが、トッププロも使用していることからもかなり効果のあるテクニックなので是非使ってみてください。
僕のオススメは指輪を付ける事ですが、常に指輪をはめている方なら指輪の位置を入れ替える、時計を反対の手に付ける、指パッチンをしてみる…など自分に合った方法を探してみてください。
ちなみに、全米NLP協会は「拳」にアンカーを埋め込むことを推奨しているので、拳周辺でできることから始めてみましょう。どうぞよしなに。